その家具を手放す?残す?買う?迷った時の、後悔しない決め方

「インテリアを変えたいけれど、今使っている家具を手放して良いか決められない。」
「気に入った家具があるけれど、買って良いか悩んでいます。」

こういうお悩みは誰しも経験があると思います。

手放すとき、買うときに迷う理由

家具を手放すとき、多くの方が迷われるのは、
「高かったから」「もったいないから」といった“モノとしての価値“と、 「思い出があるから」という“感情的な価値”が入り混じってしまうからだと思います。

これは、家具を買おうかどうか迷うときにも、よく似ています。

「こんな高い買い物して良いのかしら」「SALEになっていてお得だし……」という“モノとしての価値“と、
「ときめく!」「少し好みの色とは違うけれど……」」という“感情的な価値”の間を、心が行ったり来たりしてしまうのです。

こんな時、どう決めれば良いか?

こんな言葉があります。
「買う理由が値段ならやめなさい。買わない理由が値段なら買いなさい。」

実はこれは、「買うかどうか」だけでなく、「手放すかどうか」を考えるときにも、通じる考え方です。
つまり、「手放さない理由が値段だけなのであれば、手放しても大丈夫。」ということ。

比べるべきなのは“金額”そのものではなく、“そのものに対して、今の自分がどう感じているか”という気持ち

“モノとしての価値“で決めると、あとから「やっぱりやめておけばよかった」と後悔することが多いように思います。
でも自分の気持ちに正直に決めたことは、ほとんど後悔しません。
そして不思議と、「高かったのに……」なんていう“モノとしての価値“のことも、いつの間にか忘れているように思います。

「もったいない」を脇に置いて、自分の気持ちに正直になる

「勿体ない」という、“モノとしての価値”をそっと横に置いてみたとき、あなたは、その家具のことを好きだと思えますか?

もし、ときめかないなら手放しましょう。
けれど、見るだけで幸せな気持ちになれるような家具なら、無理に手放す必要はありません。

大切なのは、「残す」と決めたなら、きちんと“生かしてあげる”こと。
張り替えたり、塗り直したり、カバーをかけたり――
自分の今の感性に合う形に整えてあげると、 家具ももう一度、新しい役割を持ってくれます。

そして、そんな風に丁寧に向き合っているうちに、
「あ、もうありがとうって言えるかも」と自然に思える日も、きっと来るはずです。

家具を「買う」かどうかの迷いも、実は同じ

家具を買おうかどうか迷った時も、高いor安いという価値は、いったん横に置いてみてください。
そして、そっと想像してみてください。
その家具をお部屋に置いたとき、そこに生まれる空間や、
その空間に身を置いたときの自分の気持ちは、どう感じられるでしょうか?

「あ、なんだか少し違うかも……」と思うならやめましょう。
「ワクワクする!」と心が動くなるあなたの暮らしに大切な物だと思います。

人は買えない値段のものでは悩まないので、大丈夫。買えます!
今すぐでなくても大丈夫。
予算が整うまで、少し待ってみるのも良いと思います。

オーダーする時は勇気が要る金額でしたが、後悔することはなく、目にする度に幸せを感じるキャビネット

「好き!」の気持ちで決める

自分の気持ちを大切にして選んだものは、不思議と後悔がありません。
好きに囲まれた空間に居ると毎日少しずつ幸せが降り積もり、その時、「勿体なかった、捨てなければ良かった」、「高かった、買わなければ良かった」という”モノとしての価値”のことは、忘れていることに気づくと思います。

迷っている時は、“モノとしての価値”と“感情的な価値”**が入り混じっているもの。
そんな時は、モノとしての価値は脇に置いて、「好き!」かどうかで決める。

そう考えると、シンプルですよね。
ぜひ、今日から試してみてくださいね。

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Keiko 東京拠点 フリーランス インテリアコーディネーター
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