Serendipity Styleのコラム

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選択の軸

ホテルの心地よさは、設計で決まる|自宅にも取り入れたい4つの工夫

グランディスタイル軽井沢の客室インテリアと心地よい空間設計

グランディスタイル軽井沢に宿泊して、改めて感じたことがあります。

それは、心地よく過ごせる空間は、見た目の美しさだけでなく、細やかな設計や仕組みによってつくられているということ。

実際に過ごしてみると、「よく考えられているな」と感じる工夫が、あちこちにありました。

特別に目を引くものではないけれど、使ってみると、その便利さがよくわかる。

今回は、インテリアコーディネーターの視点から、自宅にも取り入れたいと感じた4つの工夫をご紹介します。

01|ゴミ箱を収納に組み込んで、リビングをすっきりと

ホテルのゴミ箱は、デザインが素敵な一方で、小さめのものも多いですよね。

我が家は5人家族なので、家でもゴミ箱がいっぱいになってしまうことがよくあります。

グランディスタイル軽井沢では、テレビ下の造作キャビネットの中に、ゴミ箱がビルトインされていました。

容量もしっかり確保されていて、使いやすい。それでいて、ゴミ箱が表に出ないので、リビングはすっきりとした印象です。

使いやすさとデザイン性が、きちんと両立されています。

ゴミ箱は、暮らしの中で欠かせないもの。でも、インテリアを考えるときには、つい後回しになりがちなアイテムかもしれません。

収納の中に組み込むことで、生活に必要なものを隠しながら、使いやすさも確保する。

私自身、これは自宅のリビングにも取り入れたいと思った工夫でした。

02|洗面所とベッドルームをつなぐ、鏡の仕掛けきりと

洗面所で印象に残ったのが、鏡が引き戸になっていて、開けるとベッドルームとつながる設計です。

洗面所というと、独立した空間として考えることが多いですよね。

でも、こうして開閉できる仕組みがあれば、必要に応じて空間をつなげることができます。

部屋を隔てるものがあることで生まれる安心感もあれば、開けることで生まれる開放感もある。

家族と会話をしながら身支度をすることもできますし、空間の使い方にも広がりが生まれます。

もちろん、プライバシーとの兼ね合いもありますが、洗面所を単独の場所として考えるのではなく、隣り合う部屋との関係まで考えて設計する。

そんな発想が新鮮でした。

03|届け物を気にせず受け取れる、ユーティリティボックス

今回、想像以上にありがたいと感じたのが、お部屋の入り口に設けられたユーティリティボックスです。

お部屋の外側とつながっていて、コンシェルジュに何かをお願いすると、このボックスに届けてもらえます。

ホテルで何かを届けてもらうとき、「いつ来るのかな」と気になってしまうことはありませんか?

お風呂に入れなかったり、すっぴんでは出られなかったり。

そんな小さな気がかりを感じずに済むのが、この設備のよいところです。

スタッフと直接顔を合わせることなく、必要なものを受け取れる。

実際に使ってみると、想像以上に快適でした。

こうした仕組みは、単に便利なだけではありません。滞在中の小さなストレスを減らし、自分の時間を気兼ねなく楽しめることにもつながっています。

住まいでも、荷物の受け取り方や動線をあらかじめ考えておくことで、日々の暮らしやすさは変わってきます。

04|手洗い器とタオル掛けを一体に

トイレで目に留まったのが、手洗い器とタオル掛けが一体になったデザインです。

とてもかわいらしく、使い勝手にも工夫が感じられました。

限られたスペースの中で、必要な機能をひとつにまとめる。

設備としての役割を果たしながら、見た目もすっきりと美しく仕上げられています。

手洗い器やタオル掛けは、どれも小さな設備です。

けれど、それぞれを別々に選ぶのではなく、組み合わせまで考えることで、空間全体の印象も変わります。

こうした細部にまで目を向けることが、使いやすさとデザイン性を両立する住まいづくりにつながるのだと感じました。

心地よさは、目立たない工夫の積み重ねから

今回、グランディスタイル軽井沢に宿泊して感じたのは、心地よさは、家具やインテリアを選ぶだけでは決まらないということです。

ゴミ箱の容量や収納方法、部屋同士のつながり、荷物の受け取り方、限られたスペースの使い方。

どれも、空間の主役になるようなものではありません。

けれど、実際に使う人のことを考えて設計されているからこそ、自然と快適に過ごせるのだと思います。

そして、こうした設備や仕組みは、家が完成してから取り入れようと思っても、簡単には実現できないものもあります。

だからこそ、家づくりの初期段階から、どんな暮らしをしたいのか、何があると快適なのかを考えておくことが大切です。

見た目が素敵なだけでなく、使いやすく、自然と心地よく過ごせる。

そんな空間をつくるために、設計の段階から考えておきたいことは、まだまだたくさんありそうです。

ホテルで出会った工夫を、自分の暮らしに置き換えて考えてみる。

そんな視点で空間を見てみると、いつもの旅も、住まいづくりのヒントにあふれていることに気づかされます。

FAQ
ホテルのような心地よい空間を自宅につくるには、何から始めればよいですか?
まずは、どのように過ごしたいかを考え、家具の配置や収納、生活動線を見直してみましょう。見た目の美しさだけでなく、使いやすさも考慮することで、日々の暮らしに合った心地よい空間をつくりやすくなります。
使いやすく、おしゃれな住まいにするには、いつから計画すればよいですか?
新築やリフォームの場合は、間取りや収納、設備を検討する初期段階から考えるのがおすすめです。後から変更することが難しい設備もあるため、家具の配置や生活動線と合わせて計画すると、デザイン性と使いやすさを両立しやすくなります。
見た目の美しさと、暮らしやすさを両立するインテリアへ。
家具だけでなく、収納や動線まで含めて、空間全体を整えてみませんか?

心地よく、美しく暮らせる住まいづくりをお手伝いします。