「お部屋に統一感がないんです」
インテリアのお悩みとして、よくいただくご相談です。
家の中を見渡してみると、家具はそれぞれ気に入って選んだものなのに、「なぜかまとまりがない。」「なんとなくセンスよく見えない。」
そんなお悩みありませんか。
その原因は、家具ひとつひとつの選び方ではなく、お部屋全体を整えるためのルールが決まっていないことにあるかもしれません。
インテリアに統一感を持たせるために、家具を選ぶ前に決めておきたい3つのルールをご紹介します。
1. レイアウトのルール
まず大切なのは、家具の配置や高さ、余白を整えること。
例えば、家具の高さがバラバラだと、視線があちこちに動き、落ち着かない印象になります。
高さに変化をつける場合、低い家具から高い家具へと視線が自然につながるように配置すると、まとまりが生まれます。
また、家具をポツポツと離して置いていると、空間が散漫に見えるので、家具をまとめて配置する場所と、あえて何も置かずに空けておく場所の強弱を意識する。
さらには、空間には、家具を置くことだけでなく、余白を残すことも必要です。
家具をどこに置くかだけでなく、どこを空けておくか。
この視点を持つと、お部屋全体の印象が変わります。
2. 色のルール
次に意識したいのが、色の使い方。
好きな色の家具や小物を選んでいくうちに、気づけばお部屋の中にさまざまな色が混在している。
色の数が多いことだけが問題なのではありません。
それぞれの色のトーンが合っていなかったり、色同士のつながりがなかったりすると、まとまりのない印象になります。
例えば、同じベージュでも、赤みのあるベージュと黄みのあるベージュでは印象が異なります。
お部屋に使う色を決めて、面積の大きい箇所から配分を決めていく。
その時、色のトーンにも意識を向けると、まとまりのある空間になります。

3. 素材・テイストのルール
最後は、家具のデザインや素材、質感です。
例えば、直線的で無骨なデザインの家具と、クラシカルで優美な曲線を持つ家具。
それぞれ単体では素敵でも、組み合わせるとちぐはぐな印象になることがあります。
素材や質感も同じです。
木の温かみを感じるマットな質感、金属のシャープな輝き、ガラスの艶やかな表情。
異なるテイストや素材を組み合わせてはいけないわけではなく、異なるものを組み合わせるときにも、空間全体をつなぐ共通点を持たせること。
それぞれの素材が持つ個性を理解し、空間全体でどう組み合わせるかを考えることが大切です。
例えば、色のトーンを揃える、直線的なデザインを共通して取り入れるなど、どこかに共通する要素をつくることで、異なるテイストがなじみやすくなります。

家具を選ぶ前に、3つのルールを決めましょう
インテリアに統一感を持たせるために、大切なのは、家具をひとつずつ選ぶときに、お部屋全体のルールを決めること。
- レイアウト: 家具の高さや配置、余白のバランスは整っているか。
- 色: 使う色やトーンに共通点はあるか。
- 素材・テイスト: 家具のデザインや質感は、空間全体になじんでいるか。
この3つを意識するだけで、家具選びの基準が明確になります。
「これが好き」という気持ちを大切にしながらも、お部屋全体で見たときにどう調和するかを考えてみる。
そうすると家具選びの迷いも少なくなり、理想のインテリアに近づきやすくなります。


